困った時の「蒸しタオル」
痛い、かゆい、違和感…あらゆる症状に効果があります。
ぜひお試し下さい。
効果の高い 温熱療法
蒸しタオルは、温泉療法などと同じ伝統的な温熱療法です。
特徴は
1)「熱」「冷」を繰り返す
2)短時間の数回の刺激
3)小さい部分に刺激を集中
(温泉療法では、全身の刺激もあります。)
熱冷を繰り返すことで 患部の組織が伸縮を起こし、組織が活性化し(流れが良くなり)、症状が早く経過するのです。
「暖める」との違い
お湯に浸かったり、ホカロンなどは、患部が暖まり、症状が楽にはなりますが、
治療法ではありません。
それで改善する場合ももちろんありますが、深刻な症状ほど、その後痛みがひどくなったり、筋肉が硬直する場合があります。
温泉やお風呂での長湯は、時々事故が起きるように、年配の方や心臓、呼吸器の弱い方には、負担になりますので気をつけて頂きたいと思います。
「冷やす」との違い
痛みがあると一般的に冷やしますが、これは症状を感じなくさせるためです。
流れもなくなりますので、整体では冷やすことは基本的に行いません。
腫れた時には、冷やすことは効果的かもしれません。
しかし、身体の反応として、意味があって腫れているわけですから、整体の考えとしては何もせず、少し身体に任せて経過を見ます。
経験談
- 痛みが出た時、腎臓に蒸しタオルをした。楽になってその後また痛みが出たが、数時間後に腎臓結石が出た。
- 湿疹がはやく治った。(かゆいところは熱い方が気持ちが良い!)
- 末期の膵臓ガンが消えた。(全ての方にこの効果があるとは限りません)
- 腰痛予防に欠かせない。腰痛がひどかった時は、すぐにタオルがさめたが、良くなってくるとなかなかさめなくなった。(患部は赤くなりにくいことが多い)
- 生理痛の時は内くるぶし、仙骨、下腹などすると楽。
- 虫に刺された痕が残りやすいが、蒸しタオルをするとはやく、きれいに回復する。
- 子供の腹痛やわけの分からない症状にはへそ周辺がよい。
- 熱が出づらい時は後頭部にすると、早く熱が出る。
行い方
本来はタオルを蒸していましたが、今は電子レンジで気軽にできます。
①フェイスタオルを濡らして絞り、電子レンジで1分ほど暖める。
↓
②やけどしない程度の熱さで患部に当てる。タオルは患部の大きさにたたむ。(湿度も必要なので、ビニール袋には入れない。)
↓
③物足りない位になったら、もう一度熱くして(30秒ほどレンジ)当てる。(冷たくならなくてもよい。)
↓
④これを3~5回繰り返す
注意!
熱の刺激を利用するので、1カ所で一日2回程度の処方にしましょう。
お風呂の前後2時間は、効果の期待が薄くなるので避けましょう。